事故初期、収束作業をしていた方から聞いた話

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事故初期、収束作業をしていた方から聞いた話

※東日本は完全に終わる、と思っていた。 名古屋あたりまでは人が住めなくなるかもしれない… と思った。 狭い廊下や壁に背中を寄せてすし詰めで眠った。

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細田 千枝子さんの近況からシェア   玉川 啓さんから

今日、第一原発の現場に入りました。
業務上の守秘義務もありますが、書けるだけ書かせて頂きます。
重要免震棟で説明を受け、骨組みだけになっている4号機、3号機を間近に見てきました。   本日の最高値は1,000μsv/h。異次元の世界です。
素直な感想としては、進んでいるが進んでいない。そして進んでもいるということ。   重要免震棟は線量の確保ができていますが、一歩外を出ると高い線量であることは紛れもない事実。
そのような中で前司くんをはじめ、最前線でこの事故を押さえていこうと、尽力している方々がいること、当然のこととして仕事をしている方々がいることが、自身にとって大きな励みになりました。
間違いなく言えることは、現場の支えがなければ、東日本は吹っ飛んでいました。   今でも千本近くの燃料棒がむき出しの燃料プールに残っており、格納容器よりも危険な存在です。   今回の事故は、いい意味では上澄みの爆発。燃料自体の反応で燃料そのものが飛び散っていれば、われらが八王子メンバーでさえも当事者になっていたという甚大さを実感しました。
そして、誤っていけないのは、今回の事故は最悪ではなかったこと。   重要免震棟がギリギリ半年前に完成していなければ、現地での対応は不可能であり、間違いなく今の日本はないということ。幸いなことに最悪を免れることができたという、恐ろしい事実をもっと皆で共有すべきと感じます。
いいですか、本当にぎりぎりの状態でした。今、それぞれの事業をどう展開させていくかといった議論をしていますが、それは奇跡的なラインが守られたから出来る話にすぎません。   隅田であれ、八王子であれ、日立であれ、東京全体であれ、おそらく西日本であれ、紙一重だったのです。そしてしっかり対応しなければ、これからも紙一重であり続けるのです。
ふくしまが当事者というのは明らかな誤解。本当に日本全体が当事者となるべき問題なんです。きっとこれを実感はできないでしょう。キツメのトーンになってしまいますが、共有できる皆さんだからあえて言います。 この重さを心に刻みつけてほしい。
その上で、当事者としてやはり皆さんにはかかわってほしい。   当事者として、外部支援者ではなく、自分自身が自分自身の仕事やライフスタイルをどう見直していくか、この原発に依存するエネルギー消費の仕事やライフスタイルの在り方を、真剣に考えるしかないと感じます。
むき出しの鉄骨を見て、改めて事態の深刻さを痛感しました。テレビとは明らかに違うのです。そして、その現場で体一つで作業している方々がいます。 その中には被災者がいます。 われわれ日本人はそういった方々に今この時も支えられているのです。
改めて福島を支援するということが誤解であることを実感しました。   逆に福島の地で今を支えていること、それによって日本が支えられているのです。
だからこそ、この問題は皆がまさに当事者なのです。   東京にいては分からない。福島市にいては分からない。
ゆえに分からないではなく、想像を働かせる、思いを巡らせるしかないのでしょう。
第一原発の構内でわれらの前司さんの伊達重機のクレーン車と運命的にすれ違いました。逃げない彼らがいる。そういった人がいるから、普通の生活が送れている。それは今も変わらない。
皆さん、原発が収束していないというのは事実。そして福島の問題ではないことを、しっかりと共有しましょう。ふくしまの問題と考えること自体が誤りだと、本当に痛感しています。
それが私の今日の報告です。

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